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【記録ブログ】熱性けいれんが起こった息子1~初の熱性けいれん~

熱性痙攣が起こった息子~初の熱性痙攣~

私には2人の息子がいますが、長男が2歳の時に初めて熱性けいれんを起こしました。

そして長男は1カ月のうちに3回も熱性けいれんを起こしました。

私は薬局薬剤師として働いています。そのため熱性けいれんがどういうものか、けいれん対策にどういった薬を使うかという基本的な知識はありました。

でも実際に親として息子の熱性けいれんに向き合うと、恥ずかしながら、そんな薄っぺらい知識が役に立たず困ることや戸惑うことを沢山経験しました。

だからこそ私自身が経験したことが誰かの役に立つようにという想いをこめて、ブログに綴りたいと思います。

※このブログでは私達家族の判断・医師の治療方針・看護師からのアドバイスなどを記載しておりますが、医師により治療方針は異なるため、あくまでも経験談として記録させていただきます。

息子をとりまく環境の変化

息子は健康優良児でした。

2歳半までの間に熱を出したのはたったの1回。胃腸炎になったときだけです。この子は体が強い子なんだな~と思っていました。

それが保育園に行きだした途端…2週に1回は熱を出すようになりました。

しかもなかなか厄介なウイルスをもらってきてしまうようで、1回熱を出すと4,5日はスッキリと下がらないんですよね。

でもどれだけ高熱が出てもけいれんを一度も起こさなかったし、もう2歳半だし熱性けいれんを起こすわけないと思い込んでいました。

でも2019年6月30日に熱性けいれんを起こしました。

はじめての熱性けいれん

2019年6月29日

17時ごろから38.0℃の発熱。

保育園に通い始めてから隔週ペースで発熱していたので、今回も「またか~…」という感じ。

いつもと違う様子は特になかったと思います。

熱は出ていたものの元気そうだったし、土曜日の夕方だったので、特に病院には行かずに様子をみることにしました。

2019年6月30日 

日曜日。朝の時点では38.5℃くらい。

朝食もしっかり食べ、熱の割には活気があってレゴやプラレールで遊んでいました。

でも10時半ごろになると、だんだんしんどそうな様子を見せるようになりました。この時点で熱は39℃くらい。

11時過ぎに昼ごはんのラーメンの用意ができて食べようかというころに、長男が「長男くん、上で寝る…」と言ったので旦那が2階の部屋に寝かしに行きました。

いつもならソファーで寝転がってそのまま寝るのに、よっぽどしんどいんかなぁと思ったのを覚えています。

そして数分経ってから主人が2階から降りてきました。

私「もう寝たん?」

旦那「うとうとして、もう寝そうやったから降りてきた」

まぁラーメンも伸びちゃうし、ほっといて寝てくれそうな様子だったなら、主人が長男を置いてきたのも分からなくもない。

我が家は2階の寝室にはカメラを設置しているのでスマホやタブレットの画面で様子を確認することができます。

2階から降りてきてからすぐに主人がタブレットのモニター画面を立ち上げます。

そこから3分後。

旦那が「え!?なんかやばない!?」

と言います。

なんのこと?と思って私もモニターをみると…

長男が両手を挙げてガクガクと痙攣していました。

 

熱 性 け い れ ん 。

 

落ち着け私。

とりあえず早く長男のもとに行かないと。

 

かなり動揺していましたが、旦那が慌てて長男のところに行こうとしたので、

私「次男くんとここにおって。うち行ってくるから。」

と言い長男のもとに向かいました。

急いで2階に向かうと、長男はまだ痙攣を起こしていました。

いつもニコニコとしていて元気な長男が、黒目が完全に上を向いてほぼ白目、仰向けで痙攣のたびに苦しそうに「カッカッ」と息を詰まらせていました。

痙攣の時にどうすればよいか、他人事程度に覚えていた知識を頭の奥から引っ張り出して、とりあえず泡をふきかけて嘔吐しそうな様子があったので、体を横に向かせました。

横に向かせてすぐに長男の痙攣は止まり、そのままいつもの表情で眠りにつきました。

とりあえず痙攣が止まって安心…でも心配だからちょっと様子をみておこうと思い10分くらい長男の横についていました。

この時点で熱は40℃を超えていました。1時間で1℃以上体温が高くなっていたのです。

その間はスマホで「熱性けいれん」についてずっと調べていました。けいれんを起こして落ち着いた後にどうすればいいかなんて全く知らなかったので。

そしてその時に調べて分かったことは

  • 1,2分程度で症状が治まり落ち着いているようなら救急車を呼ぶなどの緊急性はなく、かかりつけ医に当日・夜間なら翌日に受診すればよい。
  • 熱性けいれんを起こしたのが初めての場合はなるべく早めに受診

この2点でした。

痙攣がどれくらい続いていたか計ってなかったな…と思いながら、長男は寝息を立てていつも通り眠り続けていたので、1階に戻りました。

1階に戻り旦那にそのことを伝えると「痙攣の時間はだいたい3分くらいやったで」と。ちゃんと時計を見てくれていたので助かりました。

私「3分ってちょっと長い?でもホンマに長い子は10分以上続いているみたいやし、どちらかといえば軽いほうなんかな…病院どうしよ。今フツーに寝てるし。」

旦那「どうしよか…とりあえず起きてから救急行ったほうがいいんかな?」

私「うーん。起きるまで時間かかるかもしれへんし、ご飯食べたら起こして行こか」

そうこう話をしているうちに、長男が自然に起きる様子がモニターで確認できました。痙攣からだいたい30分後くらいです。眠りは浅かったようです。

旦那が2階の寝室に長男を迎えに行き、1階に降りてきました。

長男は痙攣を起こす直前よりもスッキリした様子で普段通りしゃべっていました。

その様子にちょっとホッとし、まぁ熱も高いし病院は念のため行っとこうかな。という気持ちで家から車で20分くらい離れた小児救急へ向かいました。

熱性けいれん後の小児救急受診

痙攣を起こしてから1時間半後の12時半ごろ、小児救急に到着。

2019年の超大型ゴールデンウィークの時に1度受診したことがあったので、診察までの流れはよく分かっていました。

受付表を書いて受付へ。その時に症状を聞かれて「さっき痙攣を起こしました」というと「痙攣ですか!?」と受付の方。

とりあえず待合でお待ちくださいと言われ、すぐにトリアージの看護師さんがかけつけてくれました。

熱を測ったあとにパルスオキシメーターでSpO2(酸素飽和度)を測定。痙攣の時の様子と今の様子をみた看護師さんも、特に緊急性はないと判断されたようで、このままお待ちくださいと言ってくれました。ちょっと安心。

この日は混雑していなかったので、すぐに診察の順番が回ってきました。

担当の先生は30歳前後?の少し若めの先生。

診察の時には、初めての痙攣で持続時間は3分くらいだったこと、熱が出始めたのは昨日の夕方だったこと、局所的に症状が出ている様子はなかったことを伝えました。

そして先生が言ったことは以下の通りです。

  • 症状的には一般的によくある型の熱性けいれん。
  • 痙攣止めの座薬(ダイアップ坐剤4mg)を帰宅後すぐに挿入し、その8時間後に2個目の座薬を挿入すること。
  • 翌日に必ずかかりつけ医を受診すること。

ダイアップは熱の上がり始めのころだけに使用されるイメージでしたが、短期間での反復した痙攣を引き起こすことを防ぐためにも、熱性けいれんを引き起こした後の使用は大切なことなんだと知りました。

そして小児救急から帰宅してすぐの14時半に1つ目のダイアップを挿入。

元々坐薬が嫌いな長男は、挿入時には泣きながら大暴れしましたが、その後はふらつき・眠気・興奮性などの副作用は特に見られなかったです。

そして2つ目は夜眠りについた後の22時半に挿入しました。

挿入後は寝言で「あか~~ん…」と言っているのが聞こえて旦那と2人で笑ってしまいました。よっぽど坐薬が嫌いなんだなぁと。

こうして色々あった6月30日を終えました。

痙攣翌日のかかりつけ医受診

2019年7月1日

この日は月曜日だったので旦那も私も仕事です。

「熱性けいれんは小さい子にはしばしば見られることで、長男も重篤な症状ではなく、今はダイアップも使用して落ち着いている」

ということもあり、かかりつけ医受診で熱性けいれんのことを報告するとともに、病児保育の利用申請書を書いてもらうことにしました。

私は午前中に仕事を遅れていくのが困難だったので、「先生に何を言われたかラインで連絡ちょうだい」とお願いし、旦那に病院に連れて行ってもらいました。

そうして私はいつも通り朝に準備をして、次男を保育園に連れて行ってから出勤することに。

保育園では長男のクラスの担任の先生に熱が高くてお休みすることと、熱性けいれんを起こしたとを話しました。そこで先生から、「熱性けいれんを起こしたので、今までは体温37.5℃でお呼び出しだったのが37.0℃お呼び出しになるんです」と聞かされます。

37.0℃って・・・平熱でも37.0℃のこともあるのに・・・。と心の声。

気になることだらけだけど、とりあえず仕事に集中しないと。旦那からのラインを確認できたのはお昼休憩の頃でした。

昼の時点で旦那からのラインは2通届いていました。

「病児保育の仮予約とったけど、熱性けいれんやから受け入れできないとかは無いみたい。病院に行って診断名が分かったらまた本予約することになってる」

「病院に行ったらアデノ陽性で隔離決定。病児保育は隔離部屋じゃないとあかんけど、今日はたまたま空きがあって入れることになったから、病児保育連れて行ってくるわ」

ラインの文面から、熱性けいれんなんてよくあることだから大丈夫、というような雰囲気を感じ取ったので少しホッとしました。保育園で呼び出し体温が引き下げられたことを伝えられた後だったので尚更です。

帰宅後に旦那から「病院の先生にこの熱が落ち着いたら受診するよう言われた。今後にダイアップを使っていかないといけないかどうかについては、またその時に決めましょうって言われた」と聞かされました。

そしてこのあとに旦那がとんでもないことを言ったのです。

「保育園に熱性けいれんの件で連絡したら、保育園の看護師さんに『保育園にこれから預けるかどうかを考えないといけない』って言われた」と。

・・・え?どういうこと?熱性けいれんを起こしたら仕事やめて保育園も退園したほうがいいと勧められたってこと?なんなん?極論すぎん?そんなに腫れ物扱いされなあかんの??

すごくモヤモヤして悲しい気持ちになりました。ネットで色々調べたけど、そんな厳しいこと言われた人はいなさそうでした。なぜ長男だけそんな扱いなんだろう。

体温についても平熱が37.0℃ということもあるし、直接看護師さんと話をしないといけないな、と思いました。

熱性けいれんを起こした長男の今後の対応

2019年7月2日

昨日のモヤモヤした気持ちが残る中、朝に次男を保育園に送っていく時に看護師さんと話をすることができました。

一番引っかかったのは『保育園にこれから預けるかどうかを考えないといけない』という話だったのですが・・・あれ?看護師さんと話をしていると保育園にいるのは大前提で、ダイアップを使うタイミングについての話になっているぞ??

そこで私は気づきました。看護師さんはきっと『保育園に(薬を)預けるか預けないかを(先生との相談の中で今後)考えましょう』と言ったんだと。要するに旦那の壮大なる勘違いに振り回されたんだと。

(`Д´)そんな馬鹿な

そして保育園でも呼び出し体温については通常37.5℃以上、熱性けいれんの既往があれば37.0℃とはなっているものの、通常38.0℃まで、熱性けいれん既往があれば37.5℃までは様子を見てくれているという話を聞きました。あまり公には言っていないみたいですが。

まぁ37.5℃なら本調子じゃないのは間違いないし、ネットで調べててもみんなそういう感じだったから・・・重い気持ちが少し軽くなりました。

2019年7月5日

長男の熱もスッキリと下がり元気になってから、今後の熱性けいれん時の対応についての話を聞くために病院を受診しました。

私はてっきり、今後熱が出たら絶対にダイアップを入れないといけないんだろうなぁと思っていたのですが、先生の判断は違いました。

  • 今回の熱でけいれんを繰り返すことはなかった
    →やはり単純型熱性けいれんと思われる
  • 単純型熱性けいれんの場合、再発率は半分以下
    →副反応もある中で無理にダイアップを使って予防しなくても、自然に起こさない可能性が高い

ということで、ダイアップを用いた予防投与は行わない方向となりました。

本当にダイアップを使わなくても大丈夫なの?と思い、自分自身でも小児の熱性けいれんガイドライン2015をみていたのですが・・・確かに必要はなさそう。

以下の適応基準1)または2)を満たす場合に使用する
適応基準
1)遅延性発作(持続時間15分以上)
2)次のⅰ~ⅵのうち二つ以上を満たした熱性けいれんが二回以上反復した場合
 ⅰ)焦点正発作(部分発作)または24時間以内に反復する
 ⅱ)熱性けいれん出現前より存在する神経学的異常、発達遅延
 ⅲ)熱性けいれんまたはてんかんの家族歴
 ⅳ)12ヶ月未満
 ⅴ)発熱後1時間未満での発作
 ⅵ)38℃未満での発作

一般社団法人 日本小児神経学会
熱性けいれん診療ガイドライン2015より引用

息子はこの中のどれにも当てはまらなかったです。

また、同ガイドラインで分かったこともありました。

  • ダイアップの予防投与等をしなかった無治療群の、熱性けいれん再発率は30%前後。
  • ダイアップ投与による副反応として、失調・不活性・易刺激性が25~30%、言語障害・抑うつ・睡眠障害が5%に現れ、2.2%が投与中止をせざるを得なくなった。

薬剤師的な知識を加えるなら、ダイアップはベンゾジアゼピン系に分類される薬で、大人用では「セルシン」という薬と同成分。神経症や抑うつにも使用される薬の副作用が子供にも現れる。

ダイアップが必要ないかもしれないのに、無理に脳に働きかける薬を使う必要はないってことですね。確かに息子も運動失調に値するのか、へらへら~として真っ直ぐ歩けず、まぁまぁ危なっかしい状態になりました(^_^;)

・・・とりあえずは今回のけいれんで色々大変なこともありましたが、今できることは何もないので、熱が下がってからは普通の生活にもどりました。

↓こちらの記事に続きます!

熱性痙攣が起こった息子~脳波検査とその後の息子~
【記録ブログ】熱性けいれんが起こった息子2~脳波検査とその後の息子~みやびと申します!ご覧いただきありがとうございます(^^)/ こちらのブログは↓の続編になります。 https://miyabi84...

 

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